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2012/01/22

もはや小学校ver.2.0 と呼びたくなる - スウェーデンの学校『Vittra』がスゴイ

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(via GOOD)
「学校の教室」と聞いて、どのようなものを想像するだろうか。日本では例えば、木と金属でできた机と椅子がずらりとならんだものであろう。多くのデザイナーが教室の内装デザインを再考したが、スウェーデンのとある学校は、その更に先を目指そうとしている。今回は、デザインやライフスタイル関連情報サイトのGoodより、Vittraという学校の事例を紹介する。

以下、GOODより
スウェーデン国内に30の学校を持つVittraは、教室の存在を消す事で、学校のあらゆる場所を学習の場所に使用としている。


最新のVittraの学校である"Telefonplan"は、2011年の8月、ストックホルムにオープン。建築ファームのRosan Boschがデザインしたキャンパスは、学校というよりは、GoogleやPixerのオフィスを思わせる内装だ。


生徒たちは、上の写真のような"sitting islands(椅子の小島)"に腰掛け、自分のラップトップで作業することもできる。同級生と共同作業する際は、"the village(村)"と呼ばれる作業スペースをグループワークに活用できる。他にも、"organic conversation furniture"と呼ばれるスペースはよく活用される。

Vittra Telefonplanの代表Jannie Jeppesenは、学校のウェブサイトにおいて、以下のように述べる。「このデザインは、子供たちの好奇心とクリエイティビティを刺激する為のものです。そして、共同作業のみならず、個人での時間も尊重しています」

また、Vittraは、通常の学年制度を採用せず、レベルに応じたグループ単位で指導される。それにより、授業の多様性と、学習環境の最大化を目指す。
こういった珍しい内装の学習環境は、学校の教育哲学を反映させたものである。「生徒は、自らの欲求や好奇心、好みによって遊び、学ぶ」そしてそれは、世界中の子供たちにも共通しているはずだ。


【リンク】
Vittra - Homepage
Is Sweden's Classroom-Free School the Future of Learning? - GOOD 
http://www.rosanbosch.com/

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