[事例]
感情移入の為のロールプレイ
今回紹介するのは、IDEOのTim Brown氏によるプレゼンテーション "creativity and play"です。序盤に登場する、会場を巻き込んだ一連の遊びも圧巻ですが、 終盤のリサーチにおけるロールプレイの話が秀逸です。
Brown氏は、「ロールプレイ」が如何に感情移入のツールとして有益であり、特に、物質でないもの(サービスや経験)をデザインするとき、重要であると説きます。物質のデザインを行う際はプロトタイピングをおこなうことができますが、物質を作らない場合、それはできません。
IDEOのデザイナーたちは、飛行機の中の限られたスペースで寝るとはどのような感覚か理解する為に、椅子を並べて無理矢理寝たり、医療室での患者の体験を経験しようとビデオカメラを持ち込みます。
ロールプレイは共感を生み出す方法として、とても強力であり、デザインに存在する欠陥を経験する最善の方法だと述べます。それにより、現実に即した、確かなサービスや体験を生み出せるのだと考えているのです。
*[リンク]
TED Talks: Tim Brown on creativity and play
IDEO | A Design and Innovation Consulting Firm
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