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2012/04/04

d.schoolの10週間が90分の動画に凝縮 - デザイン思考のフリー教材

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米スタンフォード大のd.schoolが、『The Virtual Crash Course in Design Thinking』(以下VCCDT)という教材をウェブ上に無料公開している(非営利目的であれば複製・配布も自由)

 ホームページに公開されている動画や、配布資料、ファシリテーションTIPSを用いる事によって、d.schoolの教えているデザイン思考の方法論を学習できるというものだ。動画を閲覧するだけで得られるものは多いが、企業や学校といった組織が活用することで、効果を発揮する。

VCCDTはまだプロトタイプらしく、参加者のフィードバックを積極的に集めている。ホームページでも述べられているが、デザインに関連する前提知識は必要ない(NO PREVIOUS DESIGN EXPERIENCE REQUIRED)

Virtual Crash Course - Video

教材を活用するにはいくつか必要なものがあるようだ。
▶コースを受けるのに必要なもの
  1. ペアを組んでのアクティビティのため、偶数の参加者が必要。This is a paired activity, so there must be an even number of participants.
  2. インターネット接続とプロジェクター等の大きなスクリーン、音響システムが必要。Internet connection, a large screen or projector with sound.
  3. プロトタイピング用の素材があると良い。Prototyping materials (arts & crafts supplies).
  4. 配布資料を印刷したものも必要。Print outs of handouts supplied.

▶ファシリテーターの役割
  1. 参加者と場所を管理。2人以上なら何人でも可能。Coordinate a group of participants and meeting space. There must be a minimum of 2 people, but no maximum for the number or participants.
  2. 最初にデザイン思考が自分にとってどんなもので、参加者にとってどうして重要な意味を持つかをプレゼンすること。一つの答えは無いし、間違った答えもないので恐れずに。Present Opening Remarks on WHAT Design Thinking is to you, and why this is an important exercise for the group. There are NO wrong answers here.
  3. ファシリテートはもちろん、記録係も兼ねよう。Facilitate and document the Crash Course debrief.

▶TO DO:
  1. 必要な教材、文房具等と共に部屋を準備。Set up the room and materials.
  2. playbookを読もう(ファシリテーター必読。ホームページからdownload)。Read the playbook.
  3. イベントを助けてくれるコース用の動画を再生。音楽や効果音も有効活用してみよう。Play the video and follow the prompts.(動画には二種類あり、それぞれ再生時に「視聴用 - I'm just checking it out」「実際のコース用 - I'm running a crash course」を選択できる。)

詳細は、是非ホームページ⇒『The Virtual Crash Course in Design Thinking』で確認してみて欲しい。同教材は世界中で利用されており、ホームページの地図では、リアルタイムで直近24時間の参加者が世界地図上に可視化されている。


【リンク】
Welcome to the Virtual Crash Course in Design Thinking - d.school
HASSO PLATTNER Institute of Design at Stanford - HOME

尚、これらの教材はクリエイティブコモンズライセンスの元で、無償での利用、配布が奨励されている。
These resources are free for you to use and share – and we hope you do! (via d.school)
ただし、非営利の活動に限定されるので注意が必要だ。
詳細はd.school該当ページの一番した「GET SOCIAL」欄に記載

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