(via The Cooper Journal)
医療機器や、消費材まであらゆるプロダクトを手がけ、サンフランシスコに拠点をおいているデザイン戦略ファームがCooper社だ。(http://www.cooper.com/ *注: 車の名前ではありません)
クライアントには、3Mや、Adobe、Sony、P&G、Fujifilmなどを抱える。その多様な業種からもわかるように、広い分野に解決策を提示しつづけている。
10月4日のスタッフブログに、デザインリサーチのお話があったので、かいつまんで紹介したい。
■デザインリサーチとは
デザインリサーチは、カタカナ語としてはあまり定着していないが。例えば、
「デザインの成果物を利用するであろう人たちのゴールやニーズを理解し、デザインチームの創作活動に反映させる活動」とでも言えるのではないだろうか。定量調査だけでなく、定性調査も多く用いられるもその特徴の一つだ。
(詳しくは、こちらのブログが大変参考になる: http://designthinking.dangkang.com/design-research/)
■デザインをはみ出すデザインリサーチ
しかし、デザインリサーチの効果はそれだけではないのだという。
Cooper社のマネージャーは以下のような言葉を使っている。
- ビジネスリスクを最小化する
- 現在の戦略を見直す機会を与えてくれる
例えば、プロダクトをリリースする遥か前に「想定するユーザーは存在しない」というリサーチ結果を得る事で、余計な出費をしなくてすむ。
また、デザインリサーチの結果得られるインサイトを、デザインチームの創作活動に反映させるだけでなく、クライアントにも共有する。そうすることによって、クライアントは、ユーザー視点という別の視野からも自らのビジネスゴールを見据えることができるし、長期的な道を描きやすい。
このような視点が、ビデオ編集ソフトを手がける会社や、PDAを販売する会社の事例と共に描かれていた。詳しくは、元記事を参照されたい。
[リンク]
Giving design research a seat at the strategy table - The Cooper Journal
(photo by nicolasnova)
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