米スタンフォード大のd.schoolが、『The Virtual Crash Course in Design Thinking』(以下VCCDT)という教材をウェブ上に無料公開している(非営利目的であれば複製・配布も自由)。
ホームページに公開されている動画や、配布資料、ファシリテーションTIPSを用いる事によって、d.schoolの教えているデザイン思考の方法論を学習できるというものだ。動画を閲覧するだけで得られるものは多いが、企業や学校といった組織が活用することで、効果を発揮する。
VCCDTはまだプロトタイプらしく、参加者のフィードバックを積極的に集めている。ホームページでも述べられているが、デザインに関連する前提知識は必要ない(NO PREVIOUS DESIGN EXPERIENCE REQUIRED)。
Virtual Crash Course - Video
教材を活用するにはいくつか必要なものがあるようだ。
▶コースを受けるのに必要なもの
- ペアを組んでのアクティビティのため、偶数の参加者が必要。This is a paired activity, so there must be an even number of participants.
- インターネット接続とプロジェクター等の大きなスクリーン、音響システムが必要。Internet connection, a large screen or projector with sound.
- プロトタイピング用の素材があると良い。Prototyping materials (arts & crafts supplies).
- 配布資料を印刷したものも必要。Print outs of handouts supplied.
▶ファシリテーターの役割
- 参加者と場所を管理。2人以上なら何人でも可能。Coordinate a group of participants and meeting space. There must be a minimum of 2 people, but no maximum for the number or participants.
- 最初にデザイン思考が自分にとってどんなもので、参加者にとってどうして重要な意味を持つかをプレゼンすること。一つの答えは無いし、間違った答えもないので恐れずに。Present Opening Remarks on WHAT Design Thinking is to you, and why this is an important exercise for the group. There are NO wrong answers here.
- ファシリテートはもちろん、記録係も兼ねよう。Facilitate and document the Crash Course debrief.
▶TO DO:
- 必要な教材、文房具等と共に部屋を準備。Set up the room and materials.
- playbookを読もう(ファシリテーター必読。ホームページからdownload)。Read the playbook.
- イベントを助けてくれるコース用の動画を再生。音楽や効果音も有効活用してみよう。Play the video and follow the prompts.(動画には二種類あり、それぞれ再生時に「視聴用 - I'm just checking it out」か「実際のコース用 - I'm running a crash course」を選択できる。)
詳細は、是非ホームページ⇒『The Virtual Crash Course in Design Thinking』で確認してみて欲しい。同教材は世界中で利用されており、ホームページの地図では、リアルタイムで直近24時間の参加者が世界地図上に可視化されている。
【リンク】
Welcome to the Virtual Crash Course in Design Thinking - d.school
HASSO PLATTNER Institute of Design at Stanford - HOME
尚、これらの教材はクリエイティブコモンズライセンスの元で、無償での利用、配布が奨励されている。
These resources are free for you to use and share – and we hope you do! (via d.school)
ただし、非営利の活動に限定されるので注意が必要だ。
詳細はd.school該当ページの一番した「GET SOCIAL」欄に記載
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