子供に本を持たせれば、彼は飽きるまで読み続ける
そして子供にE-Reader を持たせれば、彼はどんな本でも読むことができる
Worldreader Wants To Bring 1 Million E-Books To Africaの中で書かれていた話が心に響いたので紹介いたします。
image via worldreader |
David Risher がエクアドルで見たもの
数年前、マイクロソフトやアマゾンで活躍していた David Risher がエクアドルの孤児院を尋ねた時の話。
彼があたりを探索していると、南京錠のかかった建物に幾つもの本が重なり合っているのを見た。この建物は何かを聞くと、Risherはこれが図書館であることを知った。そこは図書館であったのだーー鍵の開くことの無い図書館である。「変にエキサイトな面もあるけども、これはなんとも悲しいことだね」と彼は言った。子供たちは明らかにその図書館の中の本に興味を示していなかったのである。(ちなみにそれらの本は1972年に出たブリタニカのような百科事典のようなものであった)
これまでの本の寄付でなく、代わりに新しいそして簡単にアップデートのできる本を、E-Reader (電子書籍)の形で提供できないものだろうか?
Worldreaderの試み
2010 年に Worldreader -- 電子書籍を本を買うことのできない子供たちに与える非営利団体 -- が設立された。これまでWorldreader は 100,000 冊もの本をケニア、ウガンダ、ガーナにいる 1,000 人の学生に与えてきた。次のチャレンジは 1000,000 冊の本を サブサハラアフリカ (アフリカ大陸のうち、サハラ砂漠以南の地域) に 強力な助っ人であるFCバルセロナの強力を得て与えることである。
発展途上国にテクノロジーを持ち込むには、たいてい乗り越えなくてはならない壁がある。E-Reader の場合はその壁は2つである。電力へのアクセスと、E-reader そのもののコストである。Worldreader が協力した学校に関して言えば、電力は大して問題にはならなかった。(パートナーとなった学校は完璧と言えないまでも電力を供給していた) そしてキンドルはたった1時間の充電で1ヶ月の利用分をまかなえる。
次にコストである。Worldreader はキンドルのみを使うことにしたが、それは決してとても安い、とはいえないものである。しかし販売当初は400ドル近かったキンドルは近年100ドルに満たない程になり、トータルで見れば本一冊に付き3~5ドルで提供できることになる。
E-reader が必要とならない場合でも、Worldreaderは アフリカで人気の50ドルフィーチャーフォン用のアプリも用意している。携帯があるなら電力もある。
1,000,000 ものe-booksをアフリカに送るのは、通常の本を1,000,000 冊送るよりも楽である。1000 個の e-readerを送れば、1,000,000冊の本も簡単に遅れるからだ。
原文 Worldreader Wants To Bring 1 Million E-Books To Africa
心の温まる、よい話ですね。
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