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2012/02/02

【d.schoolメソッド】インタビューの準備

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【d.schoolメソッド】
7回目の今回は、インタビューの準備をする事の重要性と具体的段取りを説明する。あわせて、以前投稿した『心を通わせる為のインタビュー12の心得』というタイトルの記事も参照すると理解が深まるかもしれない。
スタンフォード大学d.schoolの提供しているUse-our-methodsより、以下に翻訳していく。



▶なぜ、インタビューの準備が必要か

ユーザーとの時間は貴重なものであり、その限られた時間は有効に使いたいものだ。確かに、ユーザー主導の突発的な会話が生まれ、交わされるような余地は常に保たなければならない。だからといって、それがインタビューの準備はしなくてよいという意味にはならない。

特に、ユーザーのフォローアップ調査(テスティングの後など)といった際に、インタビューの準備は欠かす事ができない。用意した質問事項を全て使わないかもしれないが、準備があるに超したことはない。



▶どのようにインタビューに備えるか

1) 質問の候補をブレスト:
あなたのチームが出せる限りの、想定出来る全ての質問を書き出そう。意義有る主題を見つける為にも、時に他の人のアイデアの上にアイデアを構築してみよう。

2) テーマの特定と順序決め:
質問事項をテーマごとにグルーピングしてみよう。質問事項をどのテーマ群に割り振るかが決まったら、ユーザーへの質問が最も自然な流れになるように順番を並び替えよう。これにより、闇雲に質問してしまうような事態を避けることができる。

3) 質問を見直してみる:
このようにして、テーマと順序によって並べられた質問事項を整理すると、会話における不自然な余白や、余った質問がみつかるかもしれない。

その場合、質問事項を見直す時間をもうけると良い。そこに「なぜ」という質問を入れる余地は残しただろうか。「最後に~した時のことを教えてください。」であるとか、ユーザーの感じているものを射程とした質問を用意しているかどうか確認してみよう。


出典: Use our methods - d.school

【CCライセンス】
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この記事は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下に提供されています。
尚、オリジナルのコンテンツはスタンフォード大学d.schoolウェブサイト内にあります。

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