【d.schoolメソッド】
7回目の今回は、ユーザーの視点(POV)を理解する為の穴埋め問題(Madlibs)だ。スタンフォード大学d.schoolの提供しているUse-our-methodsより、以下に翻訳していく。
▶なぜPOV穴埋め問題を使うか
「POV(A point-of-view: 〜視点)」は、デザインにおける困難を具体的にアクション可能な問題群へと組み替えてくれる。それにより、アイデアを生成するフェイズに移行することができるのだ。
良いPOVは、その上にHMWクエスチョン(ブレインストーミングのファシリテーションを参照)を組む事が出来、具体的なアイデアへと実を結ばせる足がかりになる。
では、その穴埋め問題[ユーザー][ユーザーのニーズ][本音]に関して具体的に、、、↓
▶どのようにPOV穴埋め問題を使うか
POVは以下の文中の三要素で構成される。
[ユーザー]は[ユーザーのニーズ]をしたい。なぜなら[驚くような本音]だからだ。 (本文中のinsightは「本音」と訳した)
ホワイトポードや紙を用意する。そして、個々の変数に様々な内容を当てはめて試行錯誤してみよう。ニーズや本音を入れる時は、文章全体の意味が通るように。
また、「ニーズ」は動詞である事を忘れずに。そして「本音」は必ずしもニーズの直接的な理由ではないことに注意。他の人が興味をもち、頷くようなものを探そう。
例えば、「ビタミンは健康に不可欠だから、十代の女の子は健康食品を好む」よりも「将来が不安な十代の女の子は、健康食品を食べる事で、社会的に受容されていると感じたがっている。なぜなら、彼女たちは健康リスクよりも、日々、社会的リスクに不安を抱いているからだ。」といった文章が好ましい。
前者が事実の羅列にすぎず、次のアイデアに膨らませるとっかかりが少ないのに対し、後者は、問題を提示しており、その後のアクションやアイデアに繋がりやすい。
▶FRADメモ
@ghiden_jpさんに教えて頂きました。ありがとうございました。
ミュージシャンじゃない方のMadlibもあるんですね(笑)
出典: Use our methods - d.school
Method: Point-of-View Madlib
【CCライセンス】
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尚、オリジナルのコンテンツはスタンフォード大学d.schoolウェブサイト内にあります。
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